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【前編】よりディープな旅を求めて。桂林の漓江下りは徒歩で楽しむのがオススメ

time 公開日:2017/04/23 time 更新日:2017/05/27

【前編】よりディープな旅を求めて。桂林の漓江下りは徒歩で楽しむのがオススメ

”水墨画のような世界”で有名なこの風景。

桂林と言えばやはり「漓江下り」でしょう。

漓江下りをするほぼ全ての観光客は、観光用の大型客船に乗ってこの風景を楽しんでいます。

昼食付きで楽でいいんだけど、一度船に乗ってしまえばその後は約5時間ずっと船の上。

アジアの国々を旅してきた僕としてはちょっと物足りない気がする。

 

「せっかくだからちょっと変わった方法で漓江下りをしてみたい」

 

でも、どうやって川を下ろうか…

色々悩んで調べて検討した結果、徒歩で漓江下りをすることにしました。

本記事では、20元札に描かれている風景のモデルとなった「黄布倒影」を始めとする漓江の主要な名所を抑えつつ、ディープな漓江下りの様子をお届けしたいと思います。

徒歩で楽しむ桂林の漓江下り(前編)

まずは出発地点となる楊堤へ移動する

徒歩・ハイキングで楽しむ漓江下り

徒歩で漓江下りをするため、「楊堤(ヤンディ)」という村に向かいました。

徒歩で周れるとても小さな村で、水墨画の風景に囲まれた美しい所です。

 

出発する前に早起きして夜明けの漓江を眺めてみることにしました。

鳥のさえずりを始めとする環境音が漓江の水面とカルスト地形の岩の間を反響することで独特な雰囲気を作り出していて、今まで経験のしたことのない神秘的な光景でした。

ちょっと言葉ではうまく説明できないので、動画を見てもらった方が早いと思います(ボリューム最大推奨)。

出発地点はヤンディのはずだった…

徒歩・ハイキングで楽しむ漓江下り

さて、荷物をまとめてそろそろ出発しようと思います。

川岸では、モップに漓江の水を含ませて洗車していました。

なんて贅沢なんだ!

 

徒歩・ハイキングで楽しむ漓江下り

事前に調べた限りでは、ここが出発地点です。

赤い看板を発見、「遊客止歩」と書かれています。

ん?どういうこと??

近くにいたガードマンに事情を聞きに行きます。

まぁ聞きに行ったところで中国語がわからないんで何言ってるかわからないんですけど、どうやらここは通れないようです。

そんなはずはないと、ダメ元で半ば強引に通過しようとしたら彼に本気で止められて、僕に向かって手首を体の前で合わせる仕草をして逮捕されるぞみたいなジェスチャーをしたので「すみませんでした」と謝りその場を後にしました。

途方にくれた僕は、漓江を眺めながらなんとか徒歩による漓江下りをする方法はないかと考えていました。

ガードマンに止められてから2時間くらいだったと思います、中国人の若者たちがやってきました。

僕と同じように「遊客止歩」と書かれた看板を通過しようとしたところをガードマンに追い返されていました。

「そこは通れないみたいだよ」と僕が彼らに伝えると、英語で返ってきました。

「キミも徒歩による漓江下りをしに来たのかい?」

中国を旅して英語で会話できることに少し驚きましたが、徒歩で漓江下りがしたいんだと気持ちを僕が伝えると、どうやらそれは彼らも同じようで、別の方法がないか一緒に探すことになりました。

助かった…(心の声)

 

徒歩・ハイキングで楽しむ漓江下り

結局、車をチャーターして「全家洲」という当初予定していた楊堤から少し下ったところからスタートすることにしました。

6人でシェアして1人あたり30元≒475円支払いました。

現地の言葉を話せる人が味方にいると心強いですね。

2時間待ってよかった。

 

徒歩・ハイキングで楽しむ漓江下り

車で行けるところまで行って、その後は山道を進みます。

これって漓江下りだよね?トレッキングではないよね?

 

徒歩・ハイキングで楽しむ漓江下り

明らかに観光地化されていないとても小さな村を横切ります。

村民の皆さんはとてもフレンドリーでした。

 

徒歩・ハイキングで楽しむ漓江下り

30分ほど山道を歩くと急に視界が開けます。

おぉ!漓江さん、こんにちは!

ようやく漓江下りがスタート

開始前からトラブル発生でどうなるかと思いましたがなんとかなって良かった。

なんだかすごいことを成し遂げたという達成感があります。

ようやくスタートラインに立っただけで、これからが本番なんですけどね…

 

徒歩・ハイキングで楽しむ漓江下り

徒歩・ハイキングで楽しむ漓江下り

川では大型客船や筏が行き来していました。

ほぼ全ての観光客はこのような大型客船に乗って漓江下りを楽しみます。

一方の筏は、先ほどの楊堤から観光用として運行されていてこちらも中国人観光客を中心に人気がありますね。

実際、筏で観光している人は全て中国人でした。

中国人の目線で漓江下りをしたい場合には筏という選択肢もありかと思います。

徒歩以外の方法で漓江下りを検討されている方はこちら↓で比較ができます。

 

徒歩・ハイキングで楽しむ漓江下り

山道を抜けて下に降りてきました。

いよいよ徒歩による漓江下りが始まります。

一緒に行動をしている他の皆んなも喜んでいます。

 

徒歩・ハイキングで楽しむ漓江下り

漓江沿いは遊歩道となっていてとても歩きやすく、漓江下りを楽しめる環境が整っています。

これは是非天候の良い日に来たいですね。

 

徒歩・ハイキングで楽しむ漓江下り

カルスト地形の岩がとても迫力があります。

カルスト地形は、大きな石が雨や地下水によって侵食されてできた地形です。

僕がこの世に生まれたのは実は20世紀なんですけど、この地形は一体どれだけの年月をかけて作り上げてきたのでしょうか。全く想像がつきません。

 

徒歩・ハイキングで楽しむ漓江下り

とある集落を通過した際に住民がいて、色々話しているうちに仲良くなりお昼ご飯をご馳走して頂けることになりました。

青空の下、皆で食卓を囲みます。

 

徒歩・ハイキングで楽しむ漓江下り

でっかい鍋に麺がたっぷりと入っています。

ニラと卵が華やかです。美味しそう。

それにしてもすごい量だな。全部食べられるだろうか…

 

徒歩・ハイキングで楽しむ漓江下り

メチャクチャ美味しかったです。

余裕で全部食べられました。

ありがとう、ご馳走さまでした。

 

徒歩・ハイキングで楽しむ漓江下り

美味しいランチを食べ終えたら、再び漓江を下ります。

山も緑は綺麗だし空気は美味しいし、歩いていて最高に気持ちが良いです。

これはもう、絶景を楽しむハイキングだね。

良い仲間に巡り会えてよかった。

後編へと続きます。

たるかり

たるかり

1年間の海外放浪生活を経て、山の中でテント生活をしながら小屋を建てる。その後、独立してフリーランスに。小屋を拠点に旅するように暮らしています。 [詳細]