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【後編】よりディープな旅を求めて。桂林の漓江下りは徒歩で楽しむのがオススメ

time 公開日:2017/04/23 time 更新日:2017/09/06

よりディープな旅を求めて、徒歩で桂林の漓江を下ります。

前編では、出発地点の予定だった楊堤(ヤンディ)でまさかの通行止めに見舞われるも、偶然出会った中国人の旅人と共に別ルートを探し出し、徒歩による漓江下りをスタートすることができました。

 

ここからは、共に行動してきた仲間と別れ、目的地である興坪(シンピン)を目指す最終章になります。

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徒歩で楽しむ桂林の漓江下り (後編)

まずは冷水村に向かいます

徒歩・ハイキングで楽しむ桂林の漓江下り

実に良い天気。最高に気持ちがいい。

水墨画のような世界を背景に歩くこと約2時間。

これから我々は「冷水村(リャンシュイクン)」という村に向かいます。

 

徒歩・ハイキングで楽しむ桂林の漓江下り

遊歩道は基本的にシンプルな1本道ですが、所々にこのような矢印が書かれています。

これを目印に進めば迷うことはまずないでしょう。

 

徒歩・ハイキングで楽しむ桂林の漓江下り

地元住民により遊歩道には色々な食材が天日干しされていますので、誤って踏みつけたり食べたりしないようにしましょう。

これは気を利かせて歩道の半分を空けてくれていますが、ぎっしりと埋め尽くされている場合もありますので、そんな時は歩道を下りて車道側を歩きましょう。

日本ではあり得ない光景ですが、ここは中国。

この土地の人達に敬意を払いながら漓江下りを楽しみます。

それにしても、この食材はどうやって調理するんだろうか。

 

徒歩・ハイキングで楽しむ桂林の漓江下り

今回のパーティーです。

僕を合わせて全部で6人。

一番右のお兄さんは大きな荷物にフルサイズの一眼レフを持参でちょっとしんどそうでした。

でも一眼でこの環境・空気を切り取りたいという考えは非常にわかります。

でも重たいんだよね、一眼って。

旅カメラはどれにするか迷うところですね。

僕は実家にあったコンデジを持参しましたが、もうちょい画質の良いカメラ(APS-Cあたり)を検討しているところです。

やはり綺麗な写真で旅の記録を残したいですからね。

 

徒歩・ハイキングで楽しむ桂林の漓江下り

集落を通りながら川を下るので、自ずと地元文化に触れることとなります。

これはお墓だと思います。

先祖代々受け継がれているこの土地をよそ者の僕が歩くことができている感謝の気持ちを込めて手を合わせておきました。

 

徒歩・ハイキングで楽しむ桂林の漓江下り

左手に見える漓江も綺麗ですが、上を眺めても綺麗で癒されます。

最高に贅沢なハイキングといった感じです。

 

徒歩・ハイキングで楽しむ桂林の漓江下り

そんな美しい自然を感じながら歩くことさらに1時間、「冷水村」に到着しました。

ここから先の遊歩道は対岸にあるので、この冷水村で川を渡る必要があります。

「九馬画山」岩の模様が九頭の馬に見える?

徒歩・ハイキングで楽しむ桂林の漓江下り

冷水村からは漓江下りの名所の1つである「九馬画山」に出会えます。

岩の模様が九頭の馬に見えることからその名がつけられたそうなのですが、素人目にはちょっとよくわかりませんでした。見えなくもないような…

それにしてもこのことに気づいた人は想像力豊かだなぁと思いました。

岩自体はものすごい巨大でとても迫力があります。

僕には馬に見えなかったのですがそれでも十分楽しめました。

 

徒歩・ハイキングで楽しむ桂林の漓江下り

さて、向こうに続く遊歩道に向かうため、ボートで漓江を渡ります。

僕はこの作業を”漓江渡り”と名付けました。

料金は10元≒158円です。

 

徒歩・ハイキングで楽しむ桂林の漓江下り

今まで散々歩いてきてからの船はなかなか新鮮で楽しかったです。

記念に1枚撮ります。はいチーズ、パシャ!

 

徒歩・ハイキングで楽しむ桂林の漓江下り

ボートに揺られること1分、対岸に到着です。

ここで旅仲間とはお別れ、興坪を目指す

徒歩・ハイキングで楽しむ桂林の漓江下り

いよいよ、この道を歩いて最終目的地である興坪を目指します。

先ほどまでの漓江を間近で見られる遊歩道とは異なり、ここからは割と大きな道路で漓江から少し離れていますのでちょっと迫力に欠けます。

やはり、ここで徒歩による漓江下りを終える人が結構いるみたいでたくさんの乗り合いタクシーが待機していました。

僕は意地で最後まで踏破しようと思います。

仲間5人はここからタクシーで興坪に移動するようです。

これまで共に行動してきた仲間ともここでお別れということになります。

一緒に旅ができて楽しかったという想いを一人一人に伝えて軽く抱き合った後、彼らはタクシーに乗り込み、僕は徒歩で興坪を目指します。

ここからは1人で乗り越えなければなりません。

 

徒歩・ハイキングで楽しむ桂林の漓江下り

途中、追い越されました。

ありがとう!楽しかったよ!元気でな!

 

徒歩・ハイキングで楽しむ桂林の漓江下り

それにしてもですよ。

こんな素晴らしい環境にある学校に通える子どもたちがマジで羨まですよ。

心にゆとりのある人間に育つんだろうなって思う。

自分にも子どもができたらこういうのんびりとした環境でのびのびと思いっきり遊べる環境でたっぷりと愛情を注いであげたい。

旅をしているとホント色んなことを考えさせられます。

 

徒歩・ハイキングで楽しむ桂林の漓江下り

歩道にみかんの皮がたくさん干されてました。

何に使うんだ?と思って調べてみたら、粉末にして調味料としても使ったり、みかんの皮茶として使えるそうな。

特にお茶にして飲むというのに興味がある。

風邪予防、胃腸を整えてくれる作用があるらしい。

へぇ。日本に帰ったらやってみよう。

「黄布倒影」20元札の風景

徒歩・ハイキングで楽しむ桂林の漓江下り

ところで、中国の20元札の裏側にはある風景が描かれています。

中央に川が流れていて両脇には岩が連なる、まるで水墨画のような風景です。

ここではそんな20元札の風景をリアルに見ることができます。

そう、この漓江がモデルとなっているのです。

 

徒歩・ハイキングで楽しむ桂林の漓江下り

どうでしょう?

訪れた時期が乾期だったので中州がありますが、ほぼほぼ一致しているように見えます。

漓江下りをする際はぜひ20元札を持参の上、臨みましょう。

なお、船の上からだと構図上このような写真は撮れません。

陸から撮る必要があります。

撮影スポットは、興坪から歩いていける場所にあるので訪れる予定のある方は寄ってみてはいかがでしょうか。

興坪から楊堤方面に大通りを歩くと10分ほどで到着できるかと思います。

桂林から大型客船で漓江下りをする場合は、残念ながら素通りしてしまうのでバスで興坪まで戻る必要があります。

遂に最終目的地「興坪」に到着!

徒歩・ハイキングで楽しむ桂林の漓江下り

楊堤を出発して6時間、ようやく最終目的地「興坪」が見えてきました。

いやぁ、時間で考えると長かったけどあっという間の6時間だったなぁ。

嘘です、最後の方(川を渡って一人になってから)はかなりしんどかったです。

体調と相談して最後まで歩くかタクシーで向かうか冷静に判断しましょう。

僕は意地で歩きました。

ちなみに、冷水村から興坪までは超高速早歩きで1時間15分でした。

普通に歩いたら2時間弱といったところだと思います。

 

徒歩・ハイキングで楽しむ桂林の漓江下り

興坪は歴史ある小さな漁村です。

その歴史は古く、三国時代(西暦265年)が起源と言われています。

風情ある居心地の良さそうな街だったので、休息を兼ねて僕はこの村に滞在することにしました。

 

実際に徒歩で漓江下りをしてみて

決して短い距離ではありませんでした。

当初予定していた出発地点が閉鎖されていて途方にくれたこともありました。

後半は足が悲鳴をあげていて、ほぼ気力だけで歩きました。

それでも、振り返ってみると徒歩で漓江下りをしてよかったなと感じています。

幸運なことに良い出会いにも恵まれました。

素晴らしい絶景を感じながら徒歩で漓江を下ることができたというのは、とても貴重な体験で今でも良い思い出となっています。

ちょっと変わった形で漓江下りをしてみたい方、よりディープな旅をしたい方、

徒歩で楽しむ桂林の漓江下り」は本当にオススメです!

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たるかり

たるかり

1年間の海外放浪生活を経て、山の中でテント生活をしながら小屋を建てる。その後、独立してフリーランスに。小屋を拠点に旅するように暮らしています。 [詳細]



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