【保存版】初めてでも大丈夫!中国の鉄道・新幹線のチケット購入から列車の乗り方まで写真付きで詳しく解説します

初めて中国を旅した時のこと。

漢字が書けるから大丈夫だろうと何も予習をせずに行ってみたら、日本では見慣れない漢字ばかりで全然理解できないし英語が通じないし当日泊まる宿も見つけられないし…。一人異国の地で途方にくれた思い出があります。

何も予習をしなかった自分が悪いんですが、実際に現地に行って経験して初めてわかることもありました。

中国って国土がものすごい広くて人口が多いので、何事もある程度の共通化をしないと建設にしても施設の運用にしても効率が悪いんですね。

それは鉄道にも同じことが言えます。

旅してみるとわかりますが、中国の駅はどこも似たような作りをしています(事実上の国鉄ですね)。

列車の乗り方についてもそう。

どこの駅で乗っても同じ手順を踏んで乗車します。

中国独自のルールを覚える必要はありますが、裏を返せば、一度覚えてしまえば中国のどこに行っても通用するということ。

旅行代理店に頼ることなく、広大な中国を個人で簡単に移動できてしまいます。

逆に知らないとものすごい苦労したりします。(僕がそうでした…)

この記事では、中国の列車を活用する上で必要な知識を、基本を抑えつつ、必要最低限のボリュームに絞って紹介していきます。

僕は中国語をほとんど話せませんが、それでもこれから紹介する知識を活用することで不自由なく中国国内を移動しています。

「中国語はわからない、でも中国を旅してみたい!」

そんな旅人の参考になりますように。

さて、前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。

中国の列車の乗り方

中国の列車の乗り方について、以下の4つに分けて説明していきます。

「駅へ向かう」→「チケット購入」→「乗車」→「下車」

これらの中国式のルールさえ押さえておけば大抵の所に行けます。

ちなみに、バスも似たようなシステムとなっているので応用可能です。

中国語が話せなくても大丈夫。我々日本人は漢字を書くことができます。

日本人であるメリットを最大限活かすためにも、必ずメモ紙とペンを持参の上で中国旅行に臨みましょう。

任務その壱:駅へ向かう

中国の鉄道・列車のチケット購入から乗り方まで

中国の鉄道駅はこんな感じの建物がほとんどです。

というかこれ以外のパターンを僕は見たことがありません。

大きな建物の上に駅名の看板。

これは桂林駅。水墨画の世界で有名な中国有数の観光地ですね。

 

中国の鉄道・列車のチケット購入から乗り方まで

大抵の街には路線バスや地下鉄等の公共交通機関があって大変安価に駅までアクセス可能ですが、辿り着けるか不安な方や荷物が多い方はタクシーで向かってもいいと思います。

上の写真の紙はある中国のユースホステルで貰ったものですが、覚えるべき重要な単語は「火车站(フオチョーチャン)」これだけです。

英訳の通り”鉄道駅”という意味です。

実例として、広州駅は中国語で「広州站」と書きます。簡単ですね。

中国旅行に必要な必要最低限の中国語は以下の記事に載せてあります。

全て覚えなくともスクリーンショットでも撮っておいて必要な時に見返せば問題ないです。

なお、大きな街は駅が複数あったりするので、トラブルを避けるためにも正確な駅名をちゃんと把握しておいた方がいいです。

駅名の確認方法については、次の「チケットを購入する」の章で説明します。

 

中国の鉄道・列車のチケット購入から乗り方まで

中国では、駅に入る際に必ずセキュリティチェックを通過する必要があります。

特に怪しいものを持ち込まない限りは問題なく通過できるでしょう。

任務その弐:チケットを購入する

中国の鉄道・列車のチケット購入から乗り方まで

初めて中国を旅する方は、このチケットの購入が最大の難関でしょう。

駅に入りましたら、チケットを購入します。

チケットは中国語で「票(ピャオ)」といいます。

「售票处(チケット売り場)」の看板がありますので、案内に従ってチケット売り場へと向かいます。

 

中国の鉄道・列車のチケット購入から乗り方まで

チケット売り場です。

窓口が並んでいて、その上には電光掲示板で各列車の便名・行き先・出発時間・チケット残数が表示されています。

中国は実名制なので、チケット購入には身分証(パスポート)が必要です。

 

インターネットサイト「Ctrip」を使えばネットで中国全土の路線状況を調べることができます。

便名、発車・到着時刻、空席状況、金額に至るまでチケットの手配に必要な全ての情報をネットで確認することができます。

もちろんそのまま予約・決済することもできます。

チケットの発券は上記のチケット売り場で行う必要がありますが、列車の路線や空席状況を確認するのに便利です。

僕は、事前にCtripで路線と空き状況を確認してから窓口で購入しています(現金主義者なので…)。

正確な駅名も把握できますので、駅まで移動する際に別の駅に行ってしまったということも避けられます。

大変便利なサービスですので、列車で移動する際は使わない手はないでしょう。

 

中国の鉄道・列車のチケット購入から乗り方まで

それでは、実際に窓口でチケットを購入する方法について説明していきます。

上の写真は「昆明」から「成都」に行った時に買った切符です(結構古い日付だけどブログに載せられそうな写真がこれしかなかった)。

以下の情報が記載されています。

・乗車駅:昆明

下車駅:成都

便名:K674

発車日時:2013年06月05日 18時19分

・列車番号:14号車

・座席番号:001号中段

座席種類:空調付ハードベッド中段

・金額:246.5元

・QRコード:改札を通過する際に使用

・パスポート番号:TG85xxxxx

※最近のチケットには、パスポート記載の氏名も載る

 

チケットの購入に必要な情報は「日付」「便名」「下車駅」「座席種類」の4つです(太字の項目)。

なお、どの便に乗車しても構わないのであれば便名については省略可能です(窓口の人に聞かれるかもしれませんが適当に「好(ハオ、OKという意味)」と答えておけば何とかなるかと)。

これら4つ(ないし3つ)の情報を紙に記入してパスポートと一緒に窓口の人に渡せばいいでしょう。

例を挙げて説明します。

日付(&便名)

28日前から購入することができます。

僕はいつもギリギリに行動するので、当日か翌日のチケットを購入しています。

記入例)

”2013年06月05日”、”K674”

下車駅

これは簡単ですね。目的地の駅名を書くだけです。

記入例)

”成都”

座席種類

これは日本人にはちょっと馴染みがないので慣れるまでは戸惑いました。

新幹線と普通の列車で座席のレイアウトが異なります。

 

新幹線の場合

中国の鉄道・新幹線・列車のチケット購入から乗り方まで

二等席

 

以下の4種類の座席があります。

なお、特等席と寝台席は一部の列車にしかありません。

  • 二等席:狭くもなく広くもなく
  • 一等席:ちょっとゆったり
  • 特等席(ビジネス席):かなりゆったり
  • 寝台席:横になりたい時に

列車の場合

中国の鉄道・新幹線・列車のチケット購入から乗り方まで

硬座

 

以下の5種類の席があります。

ちょっと種類が多いですが、快適な旅を送るためにはとても大切な要素なのでしっかりと把握しておきましょう。

・無座(无座)

読んで字の如く、立席です。

席に空きがある場合には指定できません。

・硬座

ハードシートという意味ですが、めっちゃ硬いということはありません。

昔の古い車両だと木製の本当に硬いシートらしいです(見たことがない)。

日本の普通席をちょっとボロくしたような感じです。

安い席なので混雑が予想されますが、ローカルな移動の旅を愉しみたい方は硬座を選ぶといいでしょう。

長距離移動はなかなかキツイと思います。

・軟座

硬座よりもゆったりと座れる座席です。

基本的には週末や繁忙期のみ用意される座席で、硬座よりゆったりとした席となっています。

僕はほとんど使いません。

・硬臥

横になれるベッドタイプで僕はこれをよく利用します。

寝返りも打てるし、普通に熟睡できます。

上中下の3段構成で、下に行くほどスペースが広くて値段が高いです。

なお、最上段は異様に天井が低くてほぼ寝たきり状態となります。

・軟臥

4人1組の個室タイプのベッドで横になることができます。

お金持ちの人向けですね。

 

席の種類はたくさんありますが、低予算で旅をするバックパッカーが使用するのは「硬座」か「硬臥」あたりだと思います。

その日の気分、体調、距離に応じて使い分けてみてください。

任務その参:乗車する

中国の鉄道・列車のチケット購入から乗り方まで

チケットを購入したら、改札を通り電車に乗り込みます。

駅構内にある電光掲示板を見てこれから乗車する便名(この写真でいう”车次”の項目)に対応する改札(”检票口”)へと向かいます。

 

中国の鉄道・列車のチケット購入から乗り方まで

改札の前には待合スペースがあります。

付近には売店がありますので、長距離移動の場合は事前に食料を買い込んでおきましょう。

車内販売でお菓子や弁当を購入することもできますが、割高で品数は豊富ではありません。

なお、乗車開始は発車時刻の15〜30分前が通常です。

早めに待機して乗り遅れないようにしましょう。

 

中国の鉄道・列車のチケット購入から乗り方まで

乗車が始まりました。

チケットとパスポートを用意して改札を通過します。

通過方法は前の人を見て真似てみてください。

わからなければ近くにいる係の人や乗客に聞けば教えてくれると思います。

中国の人は基本的に皆親切です。

 

中国の鉄道・列車のチケット購入から乗り方まで

列車が見えてくると、これから列車で中国国内を移動するという実感が湧いてきてちょっとワクワクな気分になります。

 

中国の鉄道・列車のチケット購入から乗り方まで

切符に記載されている列車番号を確認して該当する列車に乗り込みます。

 

中国の鉄道・列車のチケット購入から乗り方まで

これは硬臥タイプの列車内部の様子。

中国の列車は基本的に綺麗で清潔です。

 

中国の鉄道・列車のチケット購入から乗り方まで

写真では小さくて分かりづらいですが、奥の壁に番号が書いてあります。

チケットに記載されている座席番号を確認して自分の座席(またはベッド)を探します。

中国では他の人が間違えて既に陣取っていることがよくありますので、その場合にはチケットを見せてお互いの席を確認し合いましょう。

 

中国の鉄道・列車のチケット購入から乗り方まで

下段が最も空間が広くて快適かと思います。

中段、上段は梯子を使って上に登る必要があります。

 

中国の鉄道・列車のチケット購入から乗り方まで

これは上段からの眺め。

通路の上には荷物置き場があるので大きな荷物はここに置いてもいいでしょう。

盗難が心配な方は肌身離さず持ち歩くかワイヤーロックをしておくと安心かと思います。

 

中国の鉄道・列車のチケット購入から乗り方まで

中国の鉄道・列車のチケット購入から乗り方まで

洗面所とトイレ。

発車時は綺麗ですが、誰かが使ってすぐに汚くなります。

まぁ中国なので仕方ないです。

 

中国の鉄道・列車のチケット購入から乗り方まで

タバコはデッキで吸います。

灰皿もあります。

 

中国の鉄道・列車のチケット購入から乗り方まで

乗車後の注意点としては、車掌がチケットを回収しにきます。

代わりに、上の写真のような「換表証」なるものを受け取ります。

鉄道会社側がそれぞれの乗客がどこで下車するのかを把握するためのものです。

終点で降りる場合においても同様にこのやり取りを行います。

目的地に近づくと車掌が知らせてくれます。

その際に換表証を渡してチケットを返してもらいましょう。

僕は、念のため到着時刻の30分くらい前にアラームをセットして寝過ごさないようにしていますが、安心して下車できる素晴らしいシステムだと思います。

 

中国の鉄道・列車のチケット購入から乗り方まで

試しに車内販売で駅弁を買ってみました。

値段はうる覚えですが確か50元≒800円と結構高かったです。

味は写真を見て想像つくとは思いますが、まぁ不味いです。

こんな時はガーッと胃袋に流し込んでさっさと寝るに限ります。

それではおやすみなさいzzz

任務その四:下車する

中国の鉄道・列車のチケット購入から乗り方まで

アラームで清々しい朝を迎えます。

車掌が来たら換表証と引き換えにチケットを返してもらいます。

荷物をまとめて下車する準備をしましょう。

チケットを返してもらった次の停車駅が目的地とは限りません。

プラットフォームに駅名が書かれているので、それを見て下車するかどうかを判断してください。

わからなければ周りにいる乗客に教えてもらうといいでしょう。

僕は写真手前のお姉さんにチケットを見せて下車するタイミングを教えてもらいました。えぇ、綺麗な方でしたよ。

 

中国の鉄道・列車のチケット購入から乗り方まで

目的の駅で下車します。

後は下車した乗客の流れについていけばそこが出口です。

駅によっては出口の改札でチケットが必要な場合がありますので、捨てずに取っておきましょう。

僕は記念に日本に持って帰りました。

 

中国の鉄道・列車のチケット購入から乗り方まで

そして、目的地に到着。

ほとんどの駅には、付近に路線バスまたは地下鉄等の公共交通機関があるので、それらを使えばコスパよく移動できます。

とりあえずその辺の食堂で腹ごしらえをしてもよし、直接宿に向かってもよし、そのまま観光してもよし、思う存分中国を愉しみましょう。

以上「中国の鉄道・新幹線のチケット購入から列車の乗り方まで」でした。

それでは、良い旅を!!