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【ネパールでホームステイ】第4話:ネパール最大のお祭りに参加してみた

time 公開日:2017/05/14 time 更新日:2017/09/06

ネパール最大のお祭りに参加してみた

ネパールの農村で体験したホームステイの様子をお届けするこのコーナー。

初めからご覧になりたい方はこちらから。

第4話は「ネパール最大のお祭りに参加してみた」です。

ネパール最大の祭りとは一体どのようなものなのでしょうか。

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ダサイン(Dashawn)

そもそも「ダサイン」ってなんなのよ?

ヒンドゥー教でない僕にはピンときません。

これは実際に体験せねば。

ネパール最大の祭ダサインは悪魔を叩きのめす強く美しい女神ドゥルガーにちなんで、豊穣と人々の生命力を高めることを祈願する祭とされています。
祭の期間を家族皆で過ごすために、海外を含め遠方にいるものも実家に帰省します。初日に、家の中で最も聖なる場所である台所に、砂をいれ大麦をまき、水をやり、お祈りをします。これが6日間続きます。
7日目には神の力を受ける儀式、悪魔祓いの儀式が行われます。8日目には家族が揃って祭のご馳走を食します。9日目に女神ドゥルガーなどの神々に動物や鶏の生贄を捧げます。10日目には女神からの祝福のティカを授けてもらい、祭は終了します。(風の旅行者

 

ネパール最大のお祭り「ダサイン」と「ティハール」

というわけで、実際にお祭りに参加してみました。

赤い「ティカ」と呼ばれるお米を赤く色付けしたものを年長者からおでこにつけてもらいます。

流れは以下のような感じでした。

 

  1. 年長者が「赤い粉で色付けした米」「藁(わら)」「お金」を用意する
  2. ティカを受ける人は座る(あぐらが正しい座り方)
  3. 赤く色付けした米をおでこにつける(ティカ)
  4. 藁を頭の上に載せる
  5. お金を受け取る
  6. 手を合わせてお礼をする

ネパール最大のお祭り「ダサイン」と「ティハール」

彼らの文化に敬意を払って、僕もティカを受けました。

この集落に来た初めての外国人がティカを受けていたのが珍しかったのか、周りの皆んなはニヤニヤしながらめっちゃ見てました。

 

ネパール最大のお祭り「ダサイン」と「ティハール」

もちろん、子ども達もティカを受けます。

嬉しそう!

 

ネパール最大のお祭り「ダサイン」と「ティハール」

うん、とっても似合ってる!

この日はヤギの肉をカレーにして皆んなで食べました。

ティハール(Tihar)

ダサインから3週間後には「ティハール」と呼ばれる行事が行われます。

「ティハール」ってなにさ??予習です。

ティハールは「光の祭」として知られる華やかな収穫祭。ラクシュミー女神を家に迎え、富と繁栄を祈る祭です。
初日はカラスの日、2日目は犬の日、3日目はラクシュミー・プジャといわれ「吉祥天女の日」です。4日目は家族ひとりずつの長寿や無事を祈り、またこの日はネワール族のお正月にあたりネパール暦の初日といわれています。5日目はバイティカと呼ばれ、姉が弟を閻魔大王から救い出すという物語を元に、女性の守護力を男性に与える日、兄弟に供養する日です。(風の旅行者

お供えをする

ネパール最大のお祭り「ダサイン」と「ティハール」

数日前からティハールに向けた準備を行います。

こちらは葉っぱで作ったお皿。

葉っぱを器用に折って重ねて、竹ひごでまとめます。

とてもエコでお洒落なお皿だと思いました。

手間暇かけて作ります。

 

ネパール最大のお祭り「ダサイン」と「ティハール」

こちらは「ロティ」と呼ばれる米と小麦粉を材料にした食べ物です。

お菓子として食べますし、お祭りの際のお供え物としても使用されます。

ドーナツのような程良い甘さとサクっとした食感がたまらなく美味しいです。

 

ネパール最大のお祭り「ダサイン」と「ティハール」

お次はお花を摘みます。

紫と黄色のお花をこれでもかというくらいの量を摘んでいきます。

 

ネパール最大のお祭り「ダサイン」と「ティハール」

たくさん採れました。

とても鮮やかです。

 

ネパール最大のお祭り「ダサイン」と「ティハール」

摘んだお花を一つ一つ糸を通して繋げていきます。

僕は何も考えずに無心になれるこういう単純作業が好きです。

 

ネパール最大のお祭り「ダサイン」と「ティハール」

出来上がり。綺麗だね!

 

ネパール最大のお祭り「ダサイン」と「ティハール」

葉っぱの食器や花飾りは、お供え物として使用されます。

米や牛乳も供えられます。

 

ネパール最大のお祭り「ダサイン」と「ティハール」

そして、神聖な動物である牛と犬にティカをしてあげましょう。

牛も喜んでます。

 

ネパール最大のお祭り「ダサイン」と「ティハール」

各家庭には必ずこの小さな植物が植えられています。

この植物に向かって毎朝お祈りをするのですが、ティハールの際はより特別なお祈りをします。

家からこの植物までをこのような模様で繋いでいきます。

 

ネパール最大のお祭り「ダサイン」と「ティハール」

こちらの植物にもお供えをします。

最後に水を与えてお祈りをします。

夜の宴

ネパール最大のお祭り「ダサイン」と「ティハール」

夜の8時ごろ、男達が続々と集会所に集まってきました。

これから朝まで歌と踊りによる宴が始まります。

 

ネパール最大のお祭り「ダサイン」と「ティハール」

太鼓隊が場を盛り上げます。

深夜に行われるので、主役は村の若者たちです。

 

ネパール最大のお祭り「ダサイン」と「ティハール」

集会所から始まり、各家庭を周っては歌い踊ります。

踊りを受けた家の人は、お花・ロティ・お金などをお供えします。

深夜だろうがお構いなし。大騒ぎです。

以下はその時に撮影した動画です。

 

バイティカ(Bhai Tika)

お祭りの最終日は「バイティカ」と呼ばれる特別なティカを受けます。

姉妹が自分の兄弟の健康を願って男性にお祈りをします。

女性はこのバイティカを受けることはできません。

また、自分の兄弟が別の地域に住んでいる場合は、女性はそこまで出向く必要があります。

ネパール最大のお祭り「ダサイン」と「ティハール」

食事でも何でもそうですが、順番は年長者からです。

年上には敬意を払います。

このバイティカ、カラフルな色が特徴的で特別感がハンパないです。

 

ネパール最大のお祭り「ダサイン」と「ティハール」

もちろん、男であれば子どもも受けられます。

このバイティカを受けたらティハールは終了です。

 

ネパール最大のお祭り「ダサイン」と「ティハール」

立派なラッパを鳴らしてました。

別れの儀式です。

皆、生まれ故郷を離れてそれぞれの住んでいる場所へと戻っていきます。

 

ネパール最大のお祭り「ダサイン」と「ティハール」

1ヶ月にわたる僕のホームステイも終わりを迎えます。

なんだか、急に寂しい気持ちになってきました。

今までお世話になった感謝の気持ちを込めて、動画を作って村の皆んなに送ることにしました。

「ネパールでホームステイ」、次回が最終話となります。

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たるかり

たるかり

1年間の海外放浪生活を経て、山の中でテント生活をしながら小屋を建てる。その後、独立してフリーランスに。小屋を拠点に旅するように暮らしています。 [詳細]



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